6日目 ノイシュヴァンシュタイン城で芸能人に遭遇!?

ヨーロッパ旅行記
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腹は減らないと言いつつも、朝食はエーダーホテルのバイキングを利用した。
内容はパン2種、ハム2種、チーズ、柔らかいソーセージ4種がメイン。
朝食付きで€28というのはやはり安い・・・。

食事を済ませると、3人はすぐさまミュンヘン駅へ向かい、ロマンチック街道の終着点であるフュッセン行きの鉄道DBに乗り込んだ。

車内には対面の4人掛けの座席に日本人らしき女性が1人ぽつりと座っていて、どんな経緯だったかもはや定かではないが、日本人同士で気が通ったのだろうか、いつしか会話を交わしながら、北海道大学所属であること、ノイシュヴァンシュタイン城を見るためにやってきたこと、ドイツ語が喋れることなど、色々と話を聞いていた。

乗り換えを一度挟み、計2時間でフュッセン駅に到着すると、ここからさらにバスで10分ほど走った。すると、シンデレラ城のモデルになったという説があるノイシュヴァンシュタイン城に到着。
さすがはロマンチック街道の終着点、多くの人々で賑わっていた。

ノイシュヴァンシュタイン城 遠景

現地に到着すると、そのまま4人で観光をすることになり、道中、雪合戦なんかしながら手始めにホーエンシュヴァンガウ城をガイド付きで巡回。
メインどころのノイシュヴァンシュタイン城のガイドが始まるまでしばしの時間があったので、昼食は露店でハンバーガーを食べることにした。
これがレンジで温めるだけの簡素な店だったため、ちょっとガッカリ・・・。

ホーエンシュヴァンガウ城 遠景

ホーエンシュヴァンガウ城 近景

それでもなお時間があったので、下の広場からノイシュヴァンシュタイン城まで
歩いて行くことにした。
自分を除いた3人は断固拒否して馬車で上ることになったが、、
実際に坂道を上り始めると全く道が分からず、とにかく目の前の馬車に離されないよう必死で着いて行ったところ、20分足らずで到着してしまった。
ガイド本には40分かかるから迷わず馬車で行け!と書いてあったが・・・?

ノイシュヴァンシュタイン城へ向かう馬車

上り坂より

ちなみに、その道中で日本人を抜いて行ったときに「すごい!」ってフレーズが聞こえたわけだが、前日のヴァイセスブロイハウスでの食事あたりから日本人のイメージアップを意識してサムライ魂見せつけてましたので( ̄ー+ ̄)
結局、上に到着してからみやげ屋で彼らが来るのを待つも馬車が上ってくる気配は一向になく、30分以上待ってようやくその姿を現してくれた。

 

ノイシュヴァンシュタイン城のガイドはこれまでの過程に比して1時間ほどでサックリと終わり、小腹が空いてきたので近くの露店でドイツ風ホットドックを食べると、これが美味かった。
ホットドックを食べている間、ドイツ代表のユニフォームを着たクマがずっとこちらを眺めており、あまりに可憐な眼差しに負けてついつい購入。
せっかくなら3色揃えてあげればよかったか。
今思えば、ちょうどこの時期は2006年のドイツW杯開催に向けて地元が盛り上がっている頃だったわけだ。

ノイシュヴァンシュタイン城の城門

ノイシュヴァンシュタイン城 近景

ホーエンシュヴァンガウ城からの風景

帰りはひたすら坂を下るだけなので楽だった。
バス停でバスを待っていると、友人Aが後ろにヨン様がいると言い始め、かといって、振り返ってジロジロ見るのも怪しいので横目でチラッと見てみたが全く似てない・・・。
髪とメガネこそ意識している感じではあったが、顔は全くの別人。
それでも正面から見るとそっくりだ、と2人は言い張った。
あの韓国4人組とも帰りのミュンヘン駅まで同じ鉄道に乗る事になったが、その間も散々ヨン様と連発していたので、本人もさすがにそんな気配は察していただろう。

さて、話は戻ってフュッセン駅行きのバスが一向に到着しない。
ローマ行きの列車時刻もあったので、3人で相談してフュッセン駅まで歩くことにした。
どうやらこの間、地元の少年たちに屋根の上から雪を投げられていたようだが、時間に焦ってそれどころではなく、旅先で出会った日本人女性に別れを告げ、駅に向かって歩き出・・・と思ったらタイミングよくバスが到着した。

 

駅までは順調に運行したが、我々は帰路の鉄道の切符を購入していなかったため
駅に到着すると急いで窓口へ駆け込んだのだが、すでに営業を終了していた。
慌てて近くの売店の店員に訊ねると、車内で買ってくれとのこと。
焦る気持ちを落ち着かせて鉄道が来るのを待っていると、そのホームにはなんと織田裕二が!!
これは本当に似ていた。。いやむしろ本物?
失礼な話だが、みんなでジロジロ見ながら笑っていたためだろうか、彼は気分を害したのか逃げていく。ちなみに彼ともミュンヘン駅までは同じ鉄道で、その間、視線が合うたびに厳しい目つきを返されていた。

鉄道の中では、行きと同様4人で色々と会話。
どうやら彼女は東京生まれで、今は1人でドイツにやって来てホームステイをしているんだとか。
なるほど、それでこんな遠方の地を1人で旅していたわけか。
この日は予期せずドイツ語ができる人がいたおかげでかなり助けられた。
だが、Pommesという言葉を知らない様子だったので、お礼も込めてアイツは危険だと旅の知恵をしっかり伝授しておいた。

 

ミュンヘン駅に到着すると、突然、織田裕二が近寄ってきて声をかけてきた!
さすがに怒鳴りに来たか!?と思った次の瞬間、まさかのドイツ語…。
あぁー本物じゃなかったのか、残念。
どうやら「ここはミュンヘン駅ですか?」と訊ねていた模様。
あまりのそっくりぶりに記念写真を撮りたかったが、さすがにあんな目をされてはカメラを向けることはできなかった・・・。
若干1名、普通に撮っている女性はいたが、、、さすがのレディースパワー。 

あれ??ミュンヘン駅に着いちゃった?
というわけで、車掌が回ってこなかったため、€10の切符代が浮いてしまったのであった。。笑

 

さて、ローマ行きの寝台車が出発するまであと1時間。
再び彼女に別れを告げ、急いで夕食をとるために前日行けなかった例のカレー屋へ。このカレー屋がこの場に及んで迷惑だと言わんばかりの大盛況ぶり。
注文するにも時間がかかって、次第に3人は焦りが隠しきれない状況になってくる。料理が出てくるや否や、熱いカレーをかきこんで5分で完食。
もちろんサムライ魂。
カレーも美味かったが、マンゴーラッシーが特に印象的だった。

 

店を後にすると急いでエーダーホテルへ荷物を取りに行き、駅に到着したのが列車出発の10分前。なんとか間に合った・・・。
寝台車に乗り込むと、これまでの焦りが嘘のように、再び11時間の長い列車の旅が始まる。
だが、今回は夜の睡眠を迎える前にパスポートチェックがあって助かった。
  

この日はなんだか偽有名人にもよく会い、忙しないあっという間な一日だった。

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