次期CPUのHaswellは買いか

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前回の記事で触れたように、現行CPUのIvyBridgeは発売から1年経過した今もなお、経済的要因を背景に価格の上昇を続けている。
これに端を発して「Haswell」について調べてみたのだが、発売時期としては25年度の第1四半期。早ければ4月中にも販売開始となる見込みのようだ。

(2013/4/28追記)発売時期は6月4日になる見込み!!

また、価格面についてはあくまで事前オンライン予約の参考価格であるが、Guru3Dに記載のとおり。一見するとIvyもHaswellもそれほど大きな価格差はない。購入候補となっているCore i7-4770はおおよそ3万円弱になると思われる。

巷では不評の「Haswell」だが、その理由はベンチマーク結果にあるようだ。その結果がGuru3Dに掲載されている。
なお、インテル社によれば、HaswellはIvyと同一周波数で運用した場合に10%ほどベンチマークスコアがアップすると公表している。これらの結果を鑑みると、確かに大きな進化というよりはIvyに毛が生えた程度に留まった印象しか得られない。

だが、機能面を見ると管理人の使用環境においてその価値は高い。
「Haswell」の目玉的存在の1つにAVX2という新たな演算方式が加えられたが、現行のSSEが128bit処理であるのに対し、AVX2は256bit処理が可能。
単純に数字だけ見れば、マルチメディア関連の性能が2倍になっているようだ。
つまり、AVX2に対応したエンコードソフトを使用すれば、1/2のエンコード時間とは言わないまでも、大幅にその時間を短縮できるようになる。

演算の仕組みについては以下を参照されたい。

インテルCPU進化論 Haswellで導入されるCPUの改良 後編 (1/4)
前回に引き続いて、今回もインテルの次世代CPUアーキテクチャー「Haswell」の詳細を解説する。まずは追加された「AVX2」命令から説明しよう。

また、もう1つの注目機能としては省電力設計になっていること。
インテル社公表のTDPを見れば、3770(Ivy):77W、4770(Haswell):84WとHaswellの方がむしろ高い値を示しているが、そもそもTDP=消費電力指数というわけではないようなので、あくまで参考値程度のもの。
むしろ、HaswellはIvyに比べてアイドル時の消費電力が1/20と謳われているところがポイントかもしれない。

まとめ

①発売時期が近い
②価格がMAX5,000円も変わらない(予想)
③マルチメディア機能の大幅強化
④省電力

というのが現状のHaswellへの評価となる。管理人の使用下においては、Haswellを待った方が得策と言えそうだ。

ただし、発売直後の製品に不具合は付き物なので、そのあたりは慎重にレビューを読み解く必要があるだろう。Ivyの大幅な値崩れがあれば話は別だが、順当にいけばHaswellの購入となりそうだ。

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