Mini-ITXケースなら!FractalDesignのCore500

レビュー
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リビングのTV用にファイルサーバーを構築しました。HDMIケーブルでTVとPCを直結するだけなので、ネットワークの影響もなく快適!でもリビングにPCを置くと大きくて邪魔だし、スタイリッシュじゃないよねぇ?(´・ω・`)

そんな悩みを解決してくれたのが、今回ご紹介するCore500(型番:FD-CA-CORE-500-BK)です!スウェーデンメーカーであるFractal Designが2015年10月に発売開始した商品で、北欧らしく洗練されたデザインが人気のメーカーでもあります。

それでは早速スペックを見ていきましょう。

スペック

製品名Fractal Design Core 500 Black
対応マザーボードMini-ITX
対応電源ATX 12V(奥行:~170mm)
対応グラフィックボードフルサイズ(奥行:~310mm)
対応CPUクーラー高さ:~170mm
拡張スロット2
ドライブ5.25インチ×1、3.5インチ×3、2.5インチ×3
対応ラジエータ奥行:~280mm
搭載可能ファントップ:120/140mm×2 リア:120/140mm×1
付属ファンリア:Silent Series R3(140mm 1,000rpm)
前面I/OポートUSB3.0×2、マイク×1、ヘッドフォン×1
外寸250(W)×213(H)×380(D) mm
重量4.4kg
発売時期2015/10

特徴

本製品の特徴は以下3点。
・2レーン占拠のフルサイズグラフィックボードを搭載可能
・最大280mmの水冷ラジエータを搭載可能
・高さを抑えつつ、目障りにならない洗練されたデザイン

ファイルサーバー用途で考えるなら、正直グラボはCPU内臓で十分か。
欲を言えば、2.5インチ枠こんなに要らないんで3.5インチ枠をもう1つ増やしてほしいところですが、今はHDDも大容量化しているので3基あれば十分にカバーできるんではないかな。HDDをこれ以上増やそうと思うと、やはりケース自体が大きなものになってしまうのでスマートではありません。

最後まで候補として悩みましたが、リビング用途でなければこちらもオススメです。

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ケース詳細

外装はアルミ製。ただし、ヘアライン加工されたフロント部分のみプラスチック。
電源とHDDのランプは白いLEDになっていて鮮やかに光りますが、よほど傍にいない限りは気にならないレベル。

外観

フロント

ケースはコの字型になっていて、着脱が簡単。
ちなみにトップと左サイド、ボトムにはマグネット式の防塵フィルタが付いていて水洗い可能です。

コの字型

フロントカバーをパカッと外すと5インチ用の穴と2.5インチのマウントポイントが出現します。SSDのような発熱の少ないドライブをマウントするのにちょうどいいですね。
スペースを有効活用しています。

フロント外し後

内部には着脱可能な5.25インチ×1、3.5インチ×1のマウンタが搭載されていて、5.25インチドライブベイを使用する場合はフロントのフタを外せばOK。

5.25×1、3.5インチ×1マウンタ

あとは本体向かって右側にストレージを搭載する箇所が詰め込まれています。
内側に3.5インチ×2、外側に2.5インチ×2。

ケース上部

右サイド

今回、Mini-ITXケースでの自作は初でしたが、10分足らずで換装できました。
必要最低限のパーツではあるものの、内部は広くて指が太くても全く苦にはなりませんでした。(中がよく見えるよう、邪魔なケーブル類は一旦外してあります)

ケース内部

リア部分は滅多に眺めることはありませんが、白い140mmファンと拡張レーン用カバーがカッコイイ!

リア

ケーストップにはこれまた着脱可能なラジエータorファン用のマウンタが搭載されています。White&Blackを統一するためにGELIDのSilent14を2つ購入。

トップファン

ただし、Mini-ITXのマザボだとfanポートがCPU×1、ケース×1のものがほとんどだと思うので、必要に応じてこのような分岐プラグが必要です。

メリット

・空冷、水冷ともにCPUクーラーの選択肢が広い(マザボ設置後でも高さは140mmほど余力有り)
・フルサイズビデオカードも楽々搭載可能
・トップ、サイド、ボトムに防塵フィルタがある
・リア付属ファンが静か

デメリット

・ファンフィルターのマグネットが粘着テープで取り付けられていて剥がれやすい
・フロントの各種ポートが上向きなので、気になる人は埃対策が必要
・トップファンがケースに近くて煩い(GELIDのSilent14の性能問題?) 2017.2.15追記

おわりに

Mini-ITXケースなので基本的に拡張性はなく、使用用途がはっきりしている人向け。
なるべく小さく、でも程よくスペックを保ちつつスタイリッシュに組みたいのであれば一考の価値アリ!

現状、Core i3 6100の付属リテールクーラーが煩いのがネックだが、そういう意味ではCPUクーラーの選択肢が広くて助かる。
室温18℃、CPUファンとリアファンのみの稼働で、CPU温度は通常使用26℃前後、高負荷時35℃程度。HDDは26-27℃で推移しているので、エアフローも良さげ。
これからの夏場に向けて、兜2かIORIあたりのトップフロー型CPUクーラーに組み替える予定。
こちらについてはまた後日、レポートしていきたいと思います。

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