富士芝桜まつりが絶景すぎて言葉を失うレベルだった!

山梨
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気が付けば毎年のように訪れている河口湖。
その大きな要因は昨年の記事でも触れたとおり、お気に入りの宿があるため。こちらは食事が美味しく、宿泊客ともそれほど顔を合わせることがないので、まさにゆったりとくつろげる隠れ家的存在。

その宿に是非一度家族を連れて行きたかったこと、また、昨年初めて足を運んだ富士芝桜まつりでは、あいにくの雨に見舞われて霧中の富士山を拝むことができなかったこともあって、リベンジの思いで今年も河口湖旅行に行ってきました。

1日目

初日、9時半頃に長久手ICから高速に乗り、普段より多めの休憩を取り入れつつ新東名で新富士ICを目指すこと約3時間。河口湖へ行く際は沼津港の魚河岸丸天で昼食をとるのが定番となっていますが、今回は初日に本栖湖近辺の芝桜会場を目指して富士山の西側ルートを走ることから、富士市内にある魚河岸丸天へ向かうことにしました。

魚河岸丸天 富士店

富士店へは新富士ICを出て東名の富士IC付近まで西富士道路を南下すること約10分。店自体が広いこともあって、13時過ぎの店内は割に落ち着いた様子。メニューの種類が多くてあれこれ目移りしてしまいますが、今回注文したのは定番の魚河岸丸天丼。

魚河岸丸天丼

マグロ・サーモン・カンパチなど刺身は肉厚で盛りだくさん、他にも桜エビや生しらすといった具材が乗っていて美味しいのに違いはないんだけど、漁師町の食事処感漂う雰囲気がないためか満足感は本店ほどではなかったかな。
ボリュームも本店の方が多いような印象です。

朝霧高原

朝霧高原

食事を終えると、来た道を戻るように国道139号を北上。道中の朝霧高原では富士山を眺めながら牛乳ソフトを頬張って休憩しつつ、約1時間ほどで富士芝桜まつり会場に到着しました。

富士芝桜まつり

この日はGW明けの金曜日で時刻も15時過ぎ、芝桜もまだ5部咲きとあってか、昨年、ややピーク過ぎに雨の中訪れたときほどの混み様ではありませんでしたが、それでもアジア系の団体ツアー客が大量に押しかけていて、駐車場の空きとは相反する会場内の賑わいになっていました。正直、河口湖周辺の観光スポットでは日本語を聞くことの方が少ない…。

芝桜絨毯ダブル富士!富士と芝桜芝桜アップ

天気は良好で、今年は富士山もクッキリ!!この時期にしては残雪が多いので普段よりも美しい。さらに会場内では昨年は存在しなかったミニ富士も登場し、場所によって芝桜が咲いてない箇所も顕在していたものの、満足して観賞できるレベル。1時間半ほどかけてのんびりと会場内を周回し、宿泊先へと向かいました。

お宿

河口湖方面へ40分ほど走って宿に到着すると、昨年から支配人に就任したと思われる男性が出迎えてくれ、車を預けて宿の中へ。
と、過去3度の訪問ではチェックイン時に茶菓とおしぼりを出してくれて、長旅の疲れを癒していたんだけれど、なぜか今回は何も無し。直前にチェックインしたカップルには提供していたようなので、人数が多いとパスされるんだろうか、、そういう問題ではないだろうに。何だか気分悪くチェックインの手続きを済ませると、早々に部屋に案内されることになりました。

温泉に浸かった後の夕食は期待通りの旬な素材を活かした美味しい料理揃い。普段は大味な私でも、この時ばかりはその料理の繊細さが分かる!酒を交えながら家族団欒なひとときを過ごすことができました。

酒菜お造りお椀焼物温物デザート
ただやはり引っかかったのは、昨年から案じていたように支配人がサービス向きでない人に変わってしまったこと。従業員からも宿泊客をもてなす気持ちが伝わらなくなり、事務作業的になってしまったのが非常に残念。

2日目

翌日は朝食を終えてからのんびりと支度し、10時過ぎに宿をチェックアウト。これまた毎回部屋から眺めていたのに、一度も足を運び入れたことのなかったカチカチ山ロープウェイに初搭乗してきました。

カチカチ山ロープウェイ

カチカチ山ロープウェイ
この日も前日に引き続き、夏を思い起こさせるほどの強い日差しで富士山も雲に隠れずハッキリと眺めることができました。眼下には富士吉田の街並みが広がり、富士急ハイランドも確認できます。下界からは想像できない予想以上のスケール感だったので大満足。富士山が見える日はオススメ!

富士と富士吉田河口湖を臨むたぬき茶屋ウサギとタヌキ

渡辺うどん

それから河口湖周辺を軽く散策し、昼食として目星をつけていた吉田うどんで有名な『渡辺うどん』へ向かいました。カーナビで住所を入力しても別の店を案内するというアクシデントにも見舞われましたが、迷い迷って現地に到着すると、民家の前には玄関から溢れるほどの人だかりが。

渡辺うどん
そう、吉田うどんと言えば、民家を店舗にして営業するスタイルが主流。
どの店も1杯500円でお釣りが返ってくるほどで、うどんは太麺でコシが強く、茹でキャベツと牛肉をトッピングするのが特徴。そこに各店舗独自に作られるスリダネと呼ばれる辛味調味料をお好みでかけて食べるようです。

肉うどん(大)

うどん屋ゆえに客の回転は早く、10分ほど待つと畳の上に所狭しと並べられたテーブルの一角に案内され、オーダーと水は調理場前でセルフ式。うどんの方は食べログでは評判が良かったものの、個人的には昨年訪れた『しんたく』の方がコシも強くて個人的には美味しかったです。渡辺うどんは表面のヌメリがやや気になり、太さはあっても柔らかめな印象。

それと店内を仕切っている頑固そうな親父さんが一癖アリ。店内の狭さゆえに子供に対して厳しく、まるで物扱いな注意の仕方。うどんを運ぶ際にはスープに指が触れているという最近では見かけないレアケース。決して美味しくないわけではないが、観光地に近い店の評価はあまり当てにならないなと痛感。

忍野八海

忍野八海

食事を終えるとそのまま5分ほど走って忍野八海に到着。ここも相変わらず詐欺紛いな駐車場が乱立し、車で移動しながら見定めるのは困難。相場観は一律300円でしたが、土産を千円近く買わないとダメな店もあるので注意したい。メインスポットに辿り着くと、普段よりも多い人手で賑わっていました。
と言ってもやはりここでも聞こえてくるのは中国語ばかり。おそらく世界遺産登録された富士観賞ツアーが大人気なんだろう。
焼きたての草餅を食べながら猿まわしを眺めたり、キレイな富士の清流沿いを歩いてみたりと、池だけでなくのどかな雰囲気を存分に満喫できました。

透明度が凄い!ウヨウヨ…

その後は道の駅富士吉田でご当地物を買い漁り、レンタカーの返却時間と格闘しながら御殿場ICから東名高速経由で帰宅。初のエスティマ運転でいつもより精神的疲労はあったものの、目的を達成して充実感に満たされた1泊2日の旅行でした。

おわりに

今年の芝桜会場は昨年とは違って大快晴に見舞われ、またお客さんもピーク時に比べて少なかったため、最高の芝桜観覧日となりました。食事の方も海鮮からお肉まで存分に楽しみ、かけがえのない時間を過ごすことができました。
宿の経営状況が気になるところですが、また数年したら改めて訪れてみたいと思います。

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