河口湖~富士芝桜まつり

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これまで毎年のように御殿場~河口湖方面へ足を運んでいるが、車中で何度富士芝桜まつりの看板を見たことだろう。。
それぐらい時期的にもニアミスしている印象があり、今年こそ芝桜を拝みたいという思いに加え家庭内の事情もあって1泊2日で河口湖を訪れることにした。

この日は日曜日であったが、名古屋IC~三ケ日JCTも大きな渋滞はなく、開通当初あれだけ騒がれていた新東名はさらに閑散としたものになっていた。サービスエリアの下見の意味も込めて休憩を多めに取りつつ、走ること3時間。それでも予想より早く御殿場ICに到着することができた。

しかも偶然立ち寄ったNEOPASA清水では、大泉洋や松田龍平らの出演する「探偵はBARにいる2」で実際に使用されたViewtを拝むことができ、幸先のいい旅の始まりとなった。

Viewt

ランチ 天祥庵

御殿場ICを降りると、ちょうど昼時の時間となっていたので、もう少し空腹に耐えながら頑張って富士五湖道路をひた走り、山中湖と富士吉田の中間ほどに位置しているそば処「天祥庵」にお邪魔した。

天祥庵 入口

天祥庵は今回で2回目の訪問だったが、13時手前に到着したときには駐車場にも余裕があるようだった。

天祥庵の名物は焼き味噌や薬味をごちゃ混ぜにして食べる”ぶっかけそば”と辛味大根をすりおろした”からみそば”の2つ。クルミなどが細かく刻まれて入っている焼き味噌が美味しかった印象があったので、今回も”ぶっかけそば”を大盛りで注文した。

写真のように全部のせしてガッツリ食べたところ、そばは二八で細いのだが、見かけによらずしっかりとした噛み応えがあって食べ甲斐があり、冷たく引き締まった麺が食後には程よく体を涼しくしてくれた。これならメンズでも十分に食べ応えはあるはずだ。

天祥庵2

注文を終えたころから店内はひっきりなしにお客が出入りする状態だったため、長居はせず、次の目的地である忍野八海へ向かうことにした。

忍野八海

忍野八海を訪れるのも今回で2度目だったが、富士山の世界遺産登録決定を受けてか、前回訪問した時よりも圧倒的に多くの観光客で賑わっていた。

忍野八海1忍野八海2

忍野八海の中心部に位置するこちらの池は水深10mあるのだが、深度を感じさせないほどに透き通った水が人々の目を引いている。この水も長年かけて富士の雪解け水が湧いて出たものなのだろう。
なんて思ってたら、この池は人口池であり、実際には忍野八海のうちの1つではないことを今回初めて知った。おそらく管理人同様、これが八海の1つだと思い込んでる人も多いのでは。実際の八海よりも美しいというのはなんだか皮肉な話だ・・・。

お宿

宿でくつろぐのも今回の目的の1つであったため、観光は早々に切り上げて早めに宿にチェックインしてのんびり温泉に浸かることにした。
河口湖と言えばここ!と決めている宿があるのだが、こちらへ宿泊するのは今回で3度目となる。宿自体は周囲の宿泊施設と比べるとこじんまりとしているが、その分宿泊客も少なめで穴場。

ゆう

そしてとにかく料理が美味しい!
献立は毎月変わるようだが、素材を引き立てる絶妙な味付けとその組み合わせはいつ来ても感動してしまう。

夕食のお献立甲州牛熔岩焼おすすめ三品穴子釜めし

甲州牛の岩盤焼きはこちらの看板メニュー。適度な脂で肉はシャキッとした食感。これだけサシが入っても全く脂を感じず、A5等級よりも肉の味がよく出ていて美味しい。

おすすめ三品の海老を食べてみると、半生状態になっていて伊勢海老なんかよりも断然甘くてプリプリしていた。これまで三十年余り生きてきたわけだが、これが海老なのか!?と思ってしまうほど未だかつて食べたことのない美味しい海老だった

最後の釜飯は桜エビの香ばしさに加え、穴子の上品な脂が筍とご飯に染み渡って絶品であった。

六角堂

河口湖を臨む

明くる日、この日は残念ながら予報通り一日中雨となってしまった。
前日も予報では雨だったが何とか持ちこたえたので、まだ恵まれていたと考えるべきだろう。午前中はのんびりと河口湖の周辺を散策し、感性の赴くままに辿り着いた先が六角堂。

六角堂

ドライブしていたら人だかりができていたので何気なく立ち寄ってみた程度なのだが、自宅に帰ってから調べてみると、六角堂はいま河口湖周辺で話題のスポットらしい。
通常であれば湖面に浮かぶはずの六角堂であるが、近年、河口湖の水位低下によって湖が干上がり、お堂まで徒歩で行けるようになっている。
おそらくこれを事前に知っていればもう少し情緒もあったのだろう、、

吉田うどん しんたく

朝食もたっぷりで腹は減らなかったが、時間の関係もあって、事前に下調べしておいた「しんたく」という下吉田のうどん屋に向かうことにした。

河口湖から20~30分走ると、対面通行も難しい狭い路地の先にその店はあった。いや、店というよりは民家そのものだ。

しんたく 入口

さっそくお宅の玄関を開けてみると、地元のサラリーマンやらで大いに賑わっている。夫婦2人での経営のためか、なかなか案内と注文まで行き着かない様子だった。

しばらくして畳部屋の一番奥のテーブルに案内されてお品書きを見てみると、大手チェーンの丸亀製麺にも負けない良心的な価格設定。昔から地元土着で頑張っているうどん屋というイメージだ。

しんたく お品書き

食べログか何かできんぴらが美味しいという情報があったので、今回は肉うどんにきんぴらを直乗せた”肉金うどん”と、きんぴらを天ぷらにした”肉天うどん”を注文した。

肉金うどん肉天うどん

ご覧のようにうどんは極太で伊勢うどんを彷彿とさせる。だが決して柔らかくなく、山本屋のうどんのもっちりした食感によく似ている。
きんぴらの甘みが汁に溶け出して程よく優しい味付けで、山本屋のうどんに抵抗がない人は美味しくいただくことができるだろう。次回は空腹時にお邪魔したいと思う。。

富士芝桜まつり

さて、来た道を戻るようにして139号線を走っていると、霧のような雨が強く降り始めた。
いよいよ芝桜観賞というところだったが、結局この雨は観賞を終えるころまで肌にまとわりつくように降り続けていた。
それでも現地の舗装されていない泥だらけな駐車場に到着するとかなりの数の車が停車しており、いかに人気なスポットであるかを教えてくれた。

今回は芝桜の花のピークが過ぎていたことに加えて悪天候であったために、富士山とのコラボは実現しなかったが、山から降りてくる霧と芝桜のコントラストも日常とはかけ離れた幻想的な雰囲気を醸し出していて十分に楽しむことができたので良しとしよう。

富士桜まつり1富士桜まつり2

と、ここで全ての万事順調で旅は終わるかと思いきや、もう1つ旅のささやかな目的であった信玄餅ソフトが売り切れになっているではないか!?
実は初日に立ち寄った「道の駅 富士吉田」では売店を発見できず、この日まつり会場へ向かう前に桔梗屋へ出向いたのだが、店舗では販売されていない様子だったため、ここにすべてをかけていたのだ。

信玄パフェ

このままスタスタと名古屋へ帰るわけにもいかないので色々と検索してみたところ、鳴沢氷穴に類似商品があるとのこと。

というわけで、この日はなんだか行ったり来たりで非効率なドライブだったが、会場から10分ほど引き返し、鳴沢氷穴に目をくれることもなく併設された売店で信玄パフェなるものを注文した。

信玄餅ソフト

ソフトクリームに黒蜜ときなこと餅、底にはコーンフレークがギッシリと敷き詰められ、何を食べても美味しい絶妙な組み合わせ。何もここまで執着しなくても信玄餅とソフトクリームさえあればどこでも食べれそうなものだが、ここのソフトクリームがこれまた牛乳感たっぷりで大正解だった。

以上で今回の旅の目的をすべて達成したため、139号をそのまま南下して帰りは新富士ICから新東名に乗り、のんびりと帰路に着いたのであった。

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