菜の花、香る

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このところ冬の寒さに億劫になり、遠出をする機会が減っていたので凍りついていた重い腰を上げ、ひょいっとドライブすることにした。向かう先は菜の花の待つ渥美半島。
昼下がりのふとした思いつきにしてはやや遠方であるが、たまにはドライブをメインに贅沢に時間を過ごすのもいい。そう自分に言い聞かせてハンドルを握り続けた。

音羽蒲郡ICを下車したのが15時過ぎだったろうか。過去にも何度か渥美半島の菜の花まつりには訪れていたが、道中、30km/hほどの謎の渋滞にはまったのは今回が初めて。メイン会場へ到着するまでに1時間半強も費やしてしまった。

菜の花畑

車を降りる頃にはすでに日も傾き始め、昼には快晴だった空ものっぺりとした分厚い雲に覆われてしまっていた。願わくは澄み切った青空に黄色い菜の花をフレームに、という密かな想いは儚くも散ってしまったのだった。

アップ

結局、会場には20分ほど滞在していたが、途中で渋滞していたのがまるで嘘のように人影は薄く、ほぼ貸切状態となっていた。会場の寂しい雰囲気とは裏腹に、”もうすぐ春がやってくる”そう感じかせてくれる菜の花の香りが花畑一面に漂っていた。

 

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