ハッと目が覚めると朝の3時。
やっちまったか…前夜にシャワーを浴び、肌着のままクーラーの掛かった部屋のベッドの上で横たわってしまった自分にようやく気づく。何となく喉がやられたような気配は感じていたものの、これは前夜の泡盛のせいで喉が渇いただけだと、暗闇の中で事実に目を瞑るように再び眠りにつきました。
その朝、この日は急ぎの撮影予定もなかったため、8:00過ぎに朝食を済ませ、部屋でテレビを眺めながらそれでも10:00前にはチェックアウトし、荷物だけ預かってもらうことにしました。
那覇市内~嘉手納
沖縄セルラースタジアムの向かいにある公園前から120系統の琉球バスに乗り、43駅も経由しながら嘉手納まで移動。凍えるほどクーラーの効いたバスに1時間も揺られていると、次第に気だるさが襲ってきて意識も朦朧とし始め、風邪を引いたのだと認めざるを得ない状況に。。
本来であれば嘉手納停留所でバスを乗り継ぐはずでしたが、それらしきものが見当たらず、結局、こんなコンディションでも道の駅かでなまで20分ほど歩くことにしました。
道の駅かでな
現地に到着すると、前年に訪れた時よりも圧倒的な人の数。さすがは航空祭の後だけに考える事は皆同じということか。。
展望スペースに移動してみると、やはり手すり越しに撮影するスペースなどはなく、三脚を立ててその横にパソコンを設置するなど、熱狂的になり過ぎて周りが見えない残念なオヤジも見られました。
オムニエア
全くモチベーションが上がらないまま、せっかく1時間半も掛けてやって来たのだからとベンチに座りながらその時を待っていると何やら見たことのない機体が。調べてみると、オムニエアは米国オクラホマのチャーター専門航空会社で、夏季と冬季に時々日本へチャーター便としてやってくる模様。ひとまず定期便ではなさそうなのでレアだったのかな(^^)
C-135とF-15C
その後はF-15Cが基地内でうろちょろしているもののなかなか飛ばず。こうして見てるとF-15の保有数が日本と比較にならないくらい半端ない。。
しばらく待っていると、米国の空中給油機であるC-135が帰投してきました。シャークな絵柄にしちゃうあたりは日本にない文化ですな。
アトラス航空 Boeing-747-400F
次いでこれまた見たことのない機体。というか、全面真っ白なジャンボ機!?
何かの試験機なのかと思ったら、持ち主であるアトラス航空は貨物輸送を中心に行っている航空会社だとかで、今回も機材の運搬を行っていた模様。ちなみに日本では中部国際空港にだけ就航しているドリームリフターも同社が管理しているそう。
しかしジャンボを見るのは久々。この面長な顔立ちがちょっと間抜けでかわいらしい。。
F-15C
そうこうしているとようやくF-15Cがフライアウトしてくれました。昼まで待って、1グループ5~6機のチームが2度フライトする感じでしたね。
まさか戦闘機の脇見運転を目の当たりにするとは思わなかったけどw
F/A-18とP-3 Orion
中にはF/A-18という機体も。嘉手納ではちょっと珍しそうです。
あとは先日の美ら島エアーフェスタでも海軍機として登場していたP-3の米軍バージョン。
昼過ぎになると、途中からにわか雨が降ってきたりして体調不良に拍車をかけ、頭痛を伴うようになってきたので早々に切り上げることにしました。
那覇ホテルパークスタジアム~小禄
帰りは道の駅かでなの目の前にある停留所から池武当で下車し、高速バスを使って那覇バスターミナルへ行くはずでしたが、やはり高速バスの入口が分からず。
近くのガソリンスタンドの店主に相談してその通りに歩いてみると、那覇とは逆方向という大トラップ。現地の人も自家用車があるからあまりバスのことは知らないんだろうか?
結局、看板らしきものも見当たらず高速沿いを那覇方面に歩いていると、どこかの店の駐車場越しに高速道路までの階段を発見。
何とかバスの到着時間に間に合って、しばらく高速バスに乗車して那覇バスターミナルで下車すると、いよいよ歩くのもしんどい程に。ダメ元でコンビニを探してロキソニンが無いかと聞いてみたところ、やはり薬剤師がいないので販売してないとのこと。。
最寄りの薬局も歩いて30分はかかるらしく、代わりに店員さんが持っているのをくれると言ってくれたが、優しさだけ受け取ってとりあえずホテルへ荷物を受け取りに行くことにしました。
荷物を受け取って3日間お世話になったホテルに別れを告げ、5kgのバッグを背負ったまま17kgのスーツケースを引いて歩くこと30分、ようやく目標にしていた小禄駅のダイコクドラッグに到着しましたが、ここでもまさかのロキソニン取扱い無し。。
薬局なのに扱ってないってどういうことや!
それでも小禄まで歩く道中、実はカメラバッグに緊急用の薬が入っていることを今さら思い出し、時すでに遅しな状態ではあったものの早めのパブロンを服用。症状がひどかったせいか、10分もすればかなり体が軽く感じられて気だるさは緩和されていました。
那覇空港
本来であれば再び瀬長島にでも行こうかと考えていましたが、そこまでチャレンジする勇気もなく、小禄のイオンでちょっと休憩した後は20:40のフライトまでの4時間あまりを那覇空港で過ごすことに。
と言っても特にすることもなく、土産屋を眺めたりフリーコンセントスペースで瀕死だったスマホを救済したりと。
夕食 空港食堂
夕食は前々回の沖縄旅行あたりから気になっていた空港食堂でいただくことにしました。
毎回、店を発見できずに終わっていたんだけども、今回は時間に余裕があったので苦労しながらもなんとか発見。それくらい空港の端にポツリと存在してました。
空港食堂は空港で働く職員も御用達のお店で、安くて地元民の太鼓判も得ている大衆食堂です。沖縄旅で最後の食事とあって、食欲が無いながらもやはり沖縄らしく、沖縄そばとじゅうしぃを注文。しめて700円。
じゅうしぃは米粒に十分な油(?)が絡み付いていて、フライパンで炒めたチャーハンのような雰囲気で美味。沖縄そばは求めていた濃いカツオ出汁。ちょっと味が濃いかな?と思うぐらいだが、それがまた美味しかったです。サイドに置かれているコーレグースの泡盛感と辛みが本気を出していてこれが最高でした!
下手に空港最寄りで食べるよりも美味しいかもしれませんね◎
那覇空港4F 撮影
食後は空港の4Fにある展望スペースでガラス越しに日が暮れていく滑走路を眺め、フライト時刻を待ちました。
まとめ
最終日はまさかの体調不良で行動に制約ができてしまいましたが、逆にフリープランだったのでその点は救われました。嘉手納基地の撮影については、レアっぽい機体も見れたようで辛かったけど満足。
今回の旅全体を通して、過ごしやすさ・撮影の容易さは断然冬の沖縄ですが、夏場の方がエメラルドグリーンな海とベイパーの発生率も高く、沖縄らしい写真が撮れそうですね。
また格安なチケットが取れそうだったら、今度はヒコーキじゃなくて沖縄の文化に密着した撮影旅もしてみたい、そんな気持ちになりました◎
コメント
そうそう、この日は風邪で大変だったんだよね。
この展開、読んでるだけでつらいんだけど、、
でもまあトラブルあった方が記憶に残る旅になるのかな?
白ジャンボはなんというかベルーガそのものな感じだね。
ドリームリフターなんてあれでよく空を飛ぶよなあ。
飛んでるところを一度目撃してみたい。。
ジンベエカーにも癒されたけど、あの短い車体でジンベエ演出されても
どっちかというと病気のペンギンみたいに見える;
空港食堂ってのはノーマークだったな。今回は食堂情報も地味に増えましたわ。
那覇ってそんなに何度も行ってないから一度ゆっくり周りたいよ b
しかし旅の最中に少しやり取りしたのもあって、
今回はこっちもなんだか懐かしかった!
連作の沖縄一人旅レポおつかれさまでした。
とりあえず冬の沖縄へ行くときは
上着とロキソニンを忘れないようにしたいと思いますw
テーマが撮影よりも風邪の話になってしまって申し訳ない。。
さすがに動きたくても動けないのは辛かったわ。
まぁメインのエアーフェスタを堪能できたんで十分ではあったが◎
ベルーガを語るならAirbusA300-600STでしょうなぁ。
明らかに彼らを意識して造られてる。。
ちなみにドリームリフターは我が家の上空を通過していくところを見たこともあるで!
Flightradarチェックしてれば結構上空を飛んでるものなのかもしれん。
そうそう、那覇市内って滞在すると言っても国際通りくらいになっちゃうんで、
意外に素通りな雰囲気だね。
牧志市場の千ベロが最近人気らしいが、夜に動き回る元気もなく。。
国際通りのウワサのカレー屋にも突入できんかったわ!
どうやら歯ブラシ入れてる袋にロキソニンが入ってることが最近判明…。
今後は薬専用のケースを持つように心掛けるとするよ(-_-;)