この頃実家に戻る機会が多く、せともの祭への訪問から2週間と経たず、再び尾張瀬戸に立ち寄っていた。尾張瀬戸駅から深川神社までのいわゆるメイン通りには、もはや人々の笑顔や活気は見られず、あの日の光景はまるで夢物語だったかのよう。
そんな中、今回は存在を知りつつも立ち寄ったことの無かった洞町の「窯垣の小径」へ。大まかな位置の把握で少々迷子になったが何とか入口に到着。
ところが、祝日であったものの、先へ進めど人の姿は見られず…。何なら営業中のはずのお店にも誰もいないといった具合。このあたりでは珍しく整備された町並みにポツリと一人。それでいてこの自由気ままさというのがある意味心地良い。
1~2分も歩けば瀬戸川沿いからも姿が見える宝泉寺が堂々と建ち構えていた。こちらはその場所にしては意外と参詣者が多く、コンスタントに車がやってくる印象を受けた。
毎年11月にはお薬師さん(通称:あめんぼまつり)と呼ばれる昔ながらの縁日が行われるようで、その当時露店で沢山のアメが売られていたことが由来しているそう。もちろん今はアメばかりでなく、バリエーション豊富な夜店が所狭しと立ち並ぶ。ずっと頭の中で描き続けている縁日がそこにはありそうなので、機会を作って是非行ってみたい。
宝泉寺から少し坂を上ると、気づかずに通り過ぎてしまいそうな窯垣の小径の案内が貼られている。道なりに進むと確かに小径と言われるだけあって、周囲が草木に覆われた細い私道のような道がひたすら続いていた。
道中には窯元やギャラリー・資料館なんかも見受けられたが、あまりの雑草の生い茂りっぷりに怯んでメイン処と思われる場所を写真に収めて引き返すことにした。
帰り道は山道を抜けて住宅地を歩くことにしたが、これまたレトロな看板や今ではあまり見かけない丸型ポストなども見られて、ちょっとした異空間を味わうことができた。
同じ瀬戸でも知らない場所を歩いてみると雰囲気が全く違って面白い。
ちなみに窯垣の小径の入口から道を挟んだ向かいにある陶祖神社へは8年前にせともの祭に行った折に訪れていたが、ここでも新たな発見が。
何と5頭のニホンザルが飼育されている!?
何でも1995年3月28日に日本モンキーセンターからやってきたとのこと。モンキーセンターと瀬戸市に一体どんな繋がりがあるんだろう…。そんな大人の事情を気にしつつ、秋の訪れはもうしばらくと再確認して実家へと戻ることにした。
コメント
ええええ、瀬戸公園(陶祖公園)のサル有名だよう…(ーー;)あれ?知っているのはわたしだけなのか??
>はるちゃん
そうなの!?まさか坂上って行った先にサルがいるとは思わず、1人で笑っちゃったんだけど…
なかなか足を延ばさない方面だったんでノーマークでしたわぁ(-。-;