9日目 顔面蒼白!ベンツのタクシーでフィウミチーノ空港へ

ヨーロッパ旅行記
ヨーロッパ旅行記
この記事は約3分で読めます。

この日は明け方3時ごろに目が覚めた。
部屋の中で何やらひそひそと話し声が聞こえてきたため、夢と現実との境で朦朧としながら耳を傾けてみると、どうやら友人Wが昨晩食べた魚介にあたったらしい。
この旅行中、自分は常にエキストラベッド要員として寝所を温めていたため、若干の距離があり友人Wと友人Aの会話も耳を凝らしてどうにか聞こえる程度。
目が覚めたのも束の間、再び眠りについていた。

 

次に目が覚めたのが朝の5時ごろ。
昨晩はワインを飲んでそのまま気分よく眠ってしまったことに気づき、2人を起こさないようにシャワーを浴びては歯を磨いた。

そっと部屋に戻ってみると、そんな心配は無用と言わんばかりに2人は布団の中でうずくまり、起きる気配すら見せていなかった。
ちなみにこの日は昼前に空港へ行くために9時にタクシーを頼んであり、7時に目覚ましをかけてあった。

さすがにシャワーを浴びて眠気は吹っ飛んでしまったため、カチカチと時を刻む秒針の音と長い格闘をしているとようやく6時を回った。
それでも2人はまだ誰も起きる素振りを見せないため、退屈し凌ぎに目覚ましの着信音を鳴らしてみると、友人Aがゴソゴソと動き始めシャワーを浴びに行った。
すると、友人Wもつられるように目を覚まし、夜中の食あたりがいかに苦しかったかを語ってくれた。

結果的にこれでシャワーの順番もうまく回り、7時ちょうどにホテルの朝食にありつけた。連泊がゆえに昨日と同じ朝食を食べ、荷造りをして9時にロビーへ向かうと、フロントのおじいさんと話をしている人がいる。
宿泊客かと思ってフロントへ近づいていくと、どうやら紹介を受けたタクシーの運転手だと判明。

チェックアウトを済ませてホテルの外へ出てみると、その彼が我々の荷物をベンツに積んでいくではないか。まさか・・・これがタクシー?笑
だがベンツだからといって驚くなかれ。ホテルのタクシーサービスで3人で€48。
空港まではかなりの距離があったのでむしろ安いくらいだった。
いざ助手席に乗り込んでfiumicino空港に向けて出発!

 

それにしても車に乗ってみて分かったのだが、ローマの交通事情はすさまじかった。どう考えても前後にぶつけて間隔を広げないと出られないような車間距離で
縦列駐車されてるのは前日から街中を歩いていて散々見ていた光景だが、ローマの道路にはそもそも車線というものがない。

信号が赤になっていれば、どの車も原付のように我先にと最前面に出ようとする。信号が青になろうものならば、微妙な駆け引きをしながら次第に加速していき、どちらか一方が諦めるまでそれは続く。
ぶつけて凹んだ車ばかり走っているのは、そういった交通事情があるからなのだと悟った。

縦列駐車

そんな交通状況でもセカンドからいきなりトップギアに入れて70km/h出して走ってるから凄い。高速に乗ろうものなら、前の車との車間距離が10mもないくらいで160km/hで走行している。
乗り心地は良かったが、さすがにちょっと怖かった (;´ー`)y-~~

前日、ホテルのフロントでは空港まで1時間はかかると言われていたが、朝の通勤ラッシュ時にもかかわらず、50分足らずで空港に着いてしまった。
最後にベンツとおじさんの2ショットを撮りたかったのだが、荷物を取り出してお金を払うとすぐさま走り去ってしまった…。
さすがスピード狂は何事も行動が素早い(笑)

fiumicino空港

空港に入ると早々に搭乗の手続きを済ませ、のんびり免税店で土産を買ったりしていると、あっという間に出発の12:20になった。
この日は昼から搭乗して11時間のフライト+時差7時間を取り戻す旅だ。
定刻通りのフライトであればAM6:20にKL空港に到着する。

機内では行きと同様に白ワインを飲みながらのテトリス対戦が白熱した。
順調に時間を遡り、中東あたりの上空で次第に夜を迎えると、親切にも機内の照明が落とされて強制的に寝なさいオーラが漂っていた。
時差除きで考えれば夕刻を迎えるころだろうか。
当然ながら睡魔に襲われるわけもなく、周囲が寝静まっていてもなお、ヒソヒソとUNOなんかをして持て余した時間の消費に充てた。

さすがに11時間起きっぱなしのフライトは苦痛だ…。

コメント

SAWALabの更新をチェック

この記事が気に入ったら
いいね!しよう
更新情報はこちらから