先週土曜、親戚の花見の宴にお呼ばれして大口町に行ってきた。
大口町は愛知県北西部に位置し、小牧市・犬山市・江南市に隣接する地域。
五条川の桜をちょうど見に行きたいと思っていただけに、なおさら気持ちも高ぶっていた。
この日は天候が良く、満開に近い状態で花見をするには最後の週末ともあって、行楽に向かう車で路上は溢れていた。混雑に巻き込まれながらも、約一時間で現地に到着。
親戚との挨拶は早々に、甘えるがままに庭先で炭を焚きながら次々と焼き上がっていく田楽とねぎまを頬張る。春のポカポカとした陽気の中、外でビールを飲みながら食事をいただくのはどれほどぶりだろうか。
庭先にはつくしが群生し、桜こそ見られなかったものの、久々の陽だまりの心地よさに思わずビールも進んでしまった。
苦しいくらいに腹が満たされた後は、腹ごなしのため5分も歩けば見えてくる五条川沿いの桜並木を歩くことに。いや、メインの花見をするためか…。
川沿いに到着すると、川を挟んだ両脇には視界の及ぶ限りにビッシリと見事な桜の木がそびえ立っていた。と、風のいたずらなのか、すぐさま水面の一部に花びらが集まっている箇所を発見。やや散り始めていた桜ならではの美しい光景だった。
尾北自然歩道にもなっているこちらのコースは日本さくら名所百選にも選出されており、犬山から岩倉まで距離にして約27kmの道程になっている。
そのため、ジョギングやサイクリングをしている人もちらほら見受けられた。のどかな雰囲気の中で桜のトンネルを眺めながら…。来年はのんびりと朝から歩きたいものだ。
また、今回は内部に潜入することはできなかったが、織田家に縁のある小口城址公園も最寄にあったので次回訪問する時はこちらも散策してみよう。
五条川というと、のんぼり洗いの実演を行っている岩倉を思い浮かべがちだが、あまりの人混みに興ざめする人はこちらがオススメ。ただし、コインパーキングはなかなか見当たらないので、駐車場は事前にチェックしておく必要がある。
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