ハワイ滞在6日目。
この日は標高4,205mとハワイ諸島で最も高い山マウナケアの星空観測&サンライズツアーに参加です。事前に太公望のホームページから申込みました。
マウナケア 星空観測&サンライズ
出発は朝の2:30。
周辺のホテル滞在客を拾った後、最後にマウナラニへ拾いに来てくれた模様。これでも一番良く寝れた方か…。ワゴン車の中は我々も含めてカップル3組と元気な女子大生3人組。関西出身で陽気なガイドのカイさんとともに出発です。
車が走り出すと周囲はすぐさま暗闇に包まれ、目に入るものと言えば稀に対向車のライトが視界を照らす程度。そんな真っ暗な世界を小一時間ほど走っていくと、道端のガードレールに留まる野生のフクロウに遭遇。しばし車を停めて観賞しました。
マウナケア 標高800m付近 星空観測
そこからしばらく走って開けた丘に到着すると、一行は瞳孔が開かないように赤い懐中電灯を点して足場を探りながら星座観測を開始。
雲ひとつない澄み切った夜空には無数の星々が所狭しと輝き、オリオン座ひとつ挙げても、普段見えないはずの星の光が限りなく星座を埋め尽くしていました。
この天然プラネタリウムで強力なサーチライトを使ってカイさんによるレクチャー。
あまりの感動で涙が出そうでした…これは本当にオススメ!
オニヅカ・ビジター・センター
20分ほど星空を眺めると車は再び走り出し、続いて到着したのが標高2,800mに位置するオニヅカ・ビジター・センター。
ここでは望遠鏡を取り出して土星の輪を観測しましたが、標高800m付近では存在しなかったガスが上空に発生したため、肉眼だと光がボケて見えにくくなってしまったのが残念でした。
周囲は真っ暗で施設の全貌は分からなかったものの、トイレは暗いながらなんとか開放されていました。休憩中にいただいたホットココアがこれまた冷え切った身体に染みて美味しかったので思わずおかわり。
再び車が走り出すと、これより上層は高山病の危険を伴うため深呼吸を意識するよう忠告を受けました。眠ると呼吸が浅くなるので寝ないようにとも告げられ、眠気と闘いながら何とかマウナケアの頂上へ…。
マウナケア山頂 サンライズ
停車後、車外に出てみると睡魔から一転、ツアーで貸し出された厚手のウェアと手袋を装着していたものの、あまりの寒さに歯がガタガタ震えてその場に静止していることができないほど。
それもそのはず、マウナケアの山頂では雪も見られました。
それでも何とか寒さを堪えて記念撮影。
この日は雲が多く、残念ながら赤焼けの朝日を眺めることはできませんでしたが、満天の星空を観測できただけでも十分な収穫でした。かの有名なすばる望遠鏡も間近で見れましたし♪
あっという間に日は昇り、辺りは光に覆われてしまったので雲海を眺めた後、下山することに。
オニヅカ・ビジター・センター 再訪
車内のあまりの暖かさに眠気を誘われながら、行きに立ち寄ったオニヅカ・ビジター・センターで再び休憩です。2度目の訪問にして予想以上の敷地面積に驚きました。
ここではちょっとしたハイキングを楽しみながら、銀剣草と呼ばれるハワイの高地にしか存在しない貴重な植物を観賞しました。
カイさん曰く、人が触れてしまうとその熱で枯れてしまうのだそう。実際、2本中の1本は枯れかけていました…。
マウナケアを下山し、ホテルまで送ってもらうと最後にカイさんから手作りのジャンボカップケーキのプレゼントがありました。食事スケジュールの関係で翌朝いただくことになりましたが、ベリーやチーズがゴロゴロ入っていてかなり美味しかったです。
それにしても1日にして冬と夏を味わうという不思議な感覚…。
ハワイ島は上空8,000mを流れる季節風の影響により、地球上の全13気候帯中11気候が存在しているそうです。
マウナラニ リゾート満喫
あまりの眠さに2時間ほど部屋で睡眠をとり、目が覚めれば正午頃。
午後からはホテル敷地内でリゾート気分を満喫しました。
初めに向かったのが前日に行ったショッピングストア界隈。
この日はレンタサイクルを利用して向かってみることにしました。
ホテル入口脇で様々なデザインの自転車から好みのものを選び、周辺で試し乗り。
というのも、ここに用意されている自転車は全て漕ぐペダルを逆回転するとブレーキがかかるという仕組みでハンドルにはブレーキが付いておらず、逆漕ぎをして停止するのは初めのうちは意外とバランスが取りづらい…。
数分フットブレーキの練習をして、ゴルフ場にもなっている敷地のグリーンな芝を眺めながら走ること5分弱で目的地に到着し、服屋や雑貨屋を眺めつつ、JUICE101というジュース屋に入店。
こちらでアサイージュースをいただきました。濃厚な味わいで疲労で食欲のない身体にはちょうどいい昼食になりました。ちなみにパニーニ等の軽食もあります。
その後はホテルへ戻り、今度はビーチへ向かうことに。
ビーチの一角でシュノーケル用の道具の貸出しを行っていたのでこちらで道具を借り、早速、目の前の浅瀬で泳いでみると、普通にウニがゴロゴロと岩場に生息していました。
膝を擦るほどの浅瀬だったため、より深みのあるスポットを求めて海岸沿いを歩いていくと、天然のカメが日向ぼっこしているのを発見。
しばらく写真を撮っていると、「ハワイではカメに触ると罰金だよ」と通りすがりの外人さんが教えてくれました。何も知らずに危うく罰金刑食らうとこだった…。
その先にある水深3~4mほどのシュノーケルスポットでは波も高く何度か溺れかけましたが、初めのスポットよりも魚影は濃く、鮮やかな黄や青の魚を追って楽しむことができました。
その後は部屋でシャワーを浴びてから施設内を散策し、ガーデンにあったバーでカクテル交換券を利用して夕日が沈むまで美しい自然に囲まれながら贅沢な時間を過ごしました。
このカクテルが甘ったるいだけでなくかなりアルコール度も高く、量も多かったので程よくいい気分にさせてくれました。
夕食 カヌー・ハウス
日没後は早めに夕食に向かい、ホテル直営のカヌー・ハウスという海鮮レストランで食事をしました。
パームツリーと海を眺めながらランプを灯しての食事。
まさにハネムーンを締めくくる最高なシチュエーションでの晩餐となりました。
こちらではアルコールは控え目にし、部屋に戻ってから前日スーパーで購入した750mlビール缶に挑みました。優雅な一日をありがとう。
帰国
翌日、7日目はいよいよ帰国の途に就く日。
早朝からコナ空港へ向かいました。起きた頃にふと部屋の外に出てみると、北東の空にキレイな朝焼けが出迎えてくれました。
緑に囲まれたいつもと変わらない見慣れた景色に安堵感を覚えつつ、またいつか戻って来れたらと願いながらホテルをチェックアウトしたのでした。
そしてコナ空港からホノルル空港への乗り継ぎを経て日本へ帰国。
しばらくは夢と現実の狭間で葛藤しました(笑)
それでも充実した挙式かつハネムーンをハワイで行うことができて本当に良かったと思います。生涯かけがえのない思い出になりました!またハワイに行くぞ~!!
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