『俺のフレンチ』で動けなくなるまで食べてみた！

今回のグルメツアーで最大の目的になっていた『俺のフレンチ』。
この日は土曜日と言うこともあって、混雑は必至との判断から15時の開店を狙って早めの夕食で訪れることにしました。

俺のフレンチ 青山店

向かった先は『俺のフレンチ』と『俺のイタリアン』の料理がどちらも味わえる青山店。開店の15時まで4時間近くあったので、話題スポット巡りと称して30代前半の野郎2人で雑貨屋を巡るという、端から見れば冷やかしにしか見えない境地の中、AWESOME STOREとFlyingTigerCopenhagenを巡回。
無論、目ぼしい商品は発見できず、旅の記念にボディウォッシュ用のスポンジ(\150)を購入。しかし帰って使用して初めて分かったが、なぜ無駄に低反発素材なのか…泡立てることもできず実に使いにくかった！

表参道ヒルズでのんびりしつつ、15時に合わせて俺のフレンチの青山店を訪れてみると、店の前は予想に反して人の列もなくスッカスカ◎計算通りと思った次の瞬間、店の前の看板には目当てにしていたメイン2種が完売との文字が…。よくよくサイトを調べてみると、不覚にも青山店の開店は12時からでした(T_T)

俺のフレンチ 恵比寿店（現在は閉店）

ここまで待ちわびて引き下がるわけには行くまいと、疲れ果てた足で代替策になっていた恵比寿店へ。店の前に到着すれば、4組待ちでまだまだ売切れはない模様。それから40分ほど苦行に耐えながらようやく入店したのが17時前でした。

さすがにここまで疲弊すると食欲も失せてしまいましたが、ワインを一口飲むと俄然元気が沸いてくるのは酒好きの証。早速、事前調査で気になっていた料理をオーダーすることに。

入店するまでの時間に反して料理が出てくるスピードは意外と早いです。テーブル自体が狭いため、まとめて注文するよりはじっくり味わいながら、少しずつメインに向かった方が良さそう。
実際、まとめて料理が出てくるので、味わう間もなく口に詰め込んで片付けるようなケースも間々ありました。おまけにドリンクをぶちまけられるなんてハプニングも…。
ちなみにメニューは各店舗で微妙に違いがあるようなので、事前調査は必須です。

メニュー

料理

以下、今回オーダーした料理たちとその感想。

パテ ド カンパーニュ ポークリエット レバーのムース ～三種の盛り合わせ～

前菜はどうしても食べたかったレバーのムース。恵比寿店ではレバーのムースと言えばこちらの料理だそう。若干イメージは違ったものの、ラズベリーの酸味がレバーのまろやかさを中和させて冷前菜には最適。ポークリエットも食べ応えは十分です。

名古屋で2ヶ月前でもなかなか予約の取れないBistro Le Bol(ビストロ ル ボル)の白レバームースと比べると、その味は雲泥の差。
好みの問題ですが、俺フレはもっとレバーらしいコクと甘みが欲しいところ。

エスカルゴと卵のブルゴーニュ風

爽やかでイケメンなワインソムリエ黒子さんに薦められた一品。
エスカルゴと言えばオリーブオイルに浸ってるイメージでしたが出てきてビックリ。濃厚なソースにはポルチーニ茸とエリンギ、ジャガイモが浸っていて、赤ワイン煮のポーチドエッグが添えられてます。
エスカルゴは柔らかく、抵抗なく美味しくいただける。前菜の割にはなかなかヘビーなので、お腹に自身のない人はさっぱりしたものを選んだほうがよさそう。

オマール海老のロースト

俺フレに来たなら絶対に食べておきたい料理第一弾！！
ふっくらプリッとしたオマール海老とその濃厚な味わいはあっという間に無くなってしまうけど、全神経を舌に集めて味わうべき一品。無意識のうちに思わず笑顔がこぼれてしまう。海老の味を引き立てるクリームなソースも絶品です。

キアヌを使ったリゾット ～ホタテ貝・はまぐり・イベリコポークのチョリソ入り～

オーダー料理バランスを考えた黒子さんオススメ第二弾。リゾットのくせに米が見えない！？でも大丈夫、皿の窪みに1膳もないご飯が隠れてるから(笑)
あくまでシーフードを楽しむ一皿と考えるべきかな？ホタテは半生な火加減でふっくら甘く美味しい。

シャラン産鴨胸肉のロースト オレンジソース

こちらも他店の前菜メニューと勘違いして頼んでしまったメインメニュー。
鴨肉は肉厚でかなり旨い。臭みは一切なく、赤身の肉の食べ応えと程よい皮の脂身が赤ワインにもマッチします。肉自体にはしっかりと荒めの塩が振ってあって、ほんのり甘いソースがバランス良好。サイドに添えられた焼きパイナップルも甘くて侮れない美味しさ！

牛フィレとフォアグラのロッシーニ

俺フレに来たなら絶対に食べておきたい料理第二弾！！
この料理を食べずして帰るのはあり得ないと言っても過言ではない。柔らかいフィレ肉の土台にはマッシュポテトが添えられ、肉の上には分厚いフォアグラが…。
この料理を最後に美味しく食べられるようにオーダーするのが重要。濃厚なフォアグラにはやはり雑味のない俺の赤ワインが一番！

会計

今回、男2人でグラスワインを3杯ずつ飲んだ結果がこちら。

無計画に食べたいものを注文し過ぎた感はありますが、思っていたほど割安感は無い。
これなら予約してのんびり座ってディナーを味わった方がいいかな？
カジュアルに食べに来るならアリ。状況によって使い分けが良さそうですね。

総評

そろそろ人気も落ち着いて来たかと思っていたけど、その勢いは留まらない。どの料理も味が濃く、繊細さと言う意味では物足りない部分も多々あると感じました。店舗によってメインシェフの味の嗜好があるのかもしれない。
ワインも色々試したけど、赤白ともグラスならやはり俺シリーズを注文しておくのが無難。クセがなく、料理の邪魔をしないワインは必須です。グラスは割高になるので、最初からボトルで注文した方が吉かもしれません。

今回は店に並ぶ前に5時間近く立ちっぱなしの状態が続いたので、疲労で料理を100%味わうことができませんでした。
もし行くのであれば、開店前か体力に余裕をもって並ぶのがオススメ(笑)
最低1時間は並ぶ覚悟が必要かも。

※このレポートはあくまでも個人の主観によるものです。

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