最近よく耳にする「電気自由化」ですが、その影響もあって普段何気に使っていた電気代を意識する機会が増えたのではないでしょうか?契約単価を見直すのも手軽で簡単ではありますが、まずは現状を知って無駄な電気をカットしてみてはいかがでしょう?
その方がよっぽど電気代の節約効果があるかもしれませんよ!
というわけで、今回は電気代をリアルタイムで数値化してくれるサンワサプライのワットモニター700-TAP017をご紹介します。
現在、ワットモニター市場はサンワサプライの独占状態になっていますが、その中でも最もポピュラーな商品はTAP-TST8のようです。とは言っても、TAP-TST8の発売時期が2011年、700-TAP017が2014年ですので、この辺りがシェアに影響を及ぼしているとも考えられます。
それではこの2つの商品について比較していきましょう。
比較
製品 | TAP-TST8 | 700-TAP017 |
---|---|---|
定格電圧 | 90-110V | 100V |
計測可能範囲 | 0.3W~1500W | 1W~1500W |
1時間あたり電気代表示 | × | 〇 |
コンセント差込口 | 下 | 横 |
コンセント内部構造 | 金属板1枚 | 金属板2枚 |
料金レート変更 | 〇 | 〇 |
販売実勢価格(目安) | \3,900 | \2,700 |
それぞれのメリットと思われるところを赤字にしてみました。
計測可能範囲
TAP-TST8は0.3Wという微弱電流から計測が可能になっています。
これは対象となる計測機器によりますが、一般的な家電であればそこまでシビアに計測する必要はないでしょう。逆に微弱電流の計測が必要であれば、今回ご紹介の700-TAP017は対象外となります。
1時間あたり電気代表示
700-TAP017には1時間使用した場合の電気代表示機能が付いています。
現在消費電力から1時間あたりの電気代を計算するのは難しくありませんが、計算しなくてもパッと数値化されて表示されるのはかなり便利です。
コンセント内部構造
両製品の決定的な違いはここではないでしょうか。
TAP-TST8は金属板が1枚、もう一方はプラスチックになっています。
そのため700-TAP017と比べると発火を起こしやすい構造になっています。
実際にネット上で情報収集してみると、発火報告が何件か見て取れました。
その点、700-TAP017は金属板が2枚の安全設計なので、発火する危険性は低くなっています。
※ただし、1500Wを超える製品を接続するのは避けましょう。
使用感
測定したい機器を本製品のコンセントに差し込み、本製品を壁側のコンセントに差し込むだけです。2~3秒すれば現在消費電力/積算電力が表示されます。
ここで表示切替ボタンを押すと…1時間あたりの電気料金/積算電気料金に。
iPhoneの充電ってこんなもん(笑)
もう一度表示切替ボタンを押すと使用時間/CO2排出量が表示されます。
また、表示切替ボタン長押しで料金レートを操作することも可能です。(デフォルトでは22.00円)
逆に、使っていてデメリットに感じたのは以下2点です。
・本製品のコンセントに差し込むのがやや固い
・バックパネル表示がないので場所によっては見づらい
さいごに
TAP-TST8も悪くない製品ですが、価格と安全性を考えれば700-TST017の方が断然オススメ!!この価格帯であれば、とりあえず色んな製品の電気代を調べてみたいという人にはもってこいです。もちろん、PC自作ユーザーには必須アイテムです。
節電を意識してこのページに来られたあなたなら、購入代金もすぐに取り返せますよ!!
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